はじめに
「英語を勉強したいけど、
・何を話せばいいか分からない
・そもそも英作文をチェックしてくれる人がいない
・オンライン英会話はちょっとハードル高い…」
そんな人にとって、ChatGPTはかなり強い味方になります。
この記事では、
- 英作文でChatGPTに何を頼めるのか
- 英会話練習にどう使えば効果的か
を、具体的なプロンプト例(お願い文)つきで分かりやすく紹介します。
ChatGPTを英語学習に使うときの基本
まず大前提として、ChatGPTは
「いつでも付き合ってくれる、疲れない英語の先生兼会話相手」
みたいな存在として使うのがイメージしやすいです。
ポイントは3つだけ👇
- レベルを伝える
- 例:「英検2級レベルです」「TOEIC600点くらいです」
- やってほしいことを具体的に書く
- 例:「添削して、最後に日本語で解説して」「間違いだけ指摘して」
- 日本語も混ぜてOK
- 「ここから日本語で質問します」「この表現のニュアンスを日本語で教えて」など
この3つさえ押さえておけば、かなり“いい先生”になります。
ChatGPT×英作文:こんなことができる
まずは英作文(ライティング)編から。
① 英作文の添削(文法+自然な表現)
いちばん分かりやすい使い方がこれです。
やること
- 自分で英作文を書く
- ChatGPTに貼り付けて「添削して」とお願いする
例プロンプト:
これから英作文を送るので、次のルールで添削してください。
・文法の間違いを直す
・より自然な表現があれば書き換える
・最初に「修正後の英文」
・次に「どこをどう直したか」を日本語で解説
何が便利か?
- 文法だけでなく 「ネイティブっぽく言うとこう」 を教えてくれる
- どこがどう間違っていたか、日本語で解説してもらえる
- 同じ内容を何パターンか書いてもらって比較できる
② カジュアル/フォーマル書き換え
「ビジネスメール用に丁寧にしたい」
「友達に送るから、もっとくだけた英語にしたい」
そんなときもChatGPTが便利です。
例プロンプト:
次の英文を、
①ビジネスメール向けにフォーマルに
②友達にLINEするくらいのカジュアルな表現に書き換えてください。
両方、日本語訳もつけてほしいです。
こういう練習に使える:
- ビジネス英語/日常英会話の切り替え
- 留学の出願メール、会社への問い合わせ文などのチェック
- 「この言い方だと失礼じゃない?」の確認
③ 日本語から英語への翻訳+解説
「自分の言いたいことは日本語では分かるけど、英語にできない…」
というときは、翻訳+解説付きでお願いしましょう。
例プロンプト:
次の日本語を自然な英語に訳してください。
そのあとで、文構造と単語のポイントを日本語で説明してください。
日本語:
昨日は仕事で疲れていたので、家に帰ってすぐに寝てしまいました。
ここがポイント:
- ただ翻訳するだけじゃなく、なぜその表現になるのか が学べる
- 同じ意味を 別の言い方で2〜3パターン 出してもらうのもおすすめ
- 「この文を中学生レベルの英語にして」と頼むのもアリ
④ お題を出してもらってライティング練習
「何を書けばいいか分からない…」問題は、ChatGPTに解決してもらいましょう。
例プロンプト:
英検2級レベルの英作文練習がしたいです。
・テーマを1つ出してください
・制限:70〜100語
・そのあと、私が書いた英作文を添削してください
・最後に、より良い模範解答も出してください
ChatGPTにお題を出してもらい、
- 自分で書く
- 添削してもらう
- 模範解答を見て比べる
という流れを繰り返すと、独学でもかなりガチなライティング練習になります。
ChatGPT×英会話:こんな練習ができる
音声モードがPCでもついに追加されました!!
次は英会話(スピーキング/会話練習)編です。
ここは「ロールプレイ」と「会話+フィードバック」がポイントになります。
① シチュエーション別ロールプレイ
- 旅行
- レストラン
- ホテルチェックイン
- 仕事のミーティング
- オンライン会議
など、具体的な場面を設定して会話の練習ができます。
例プロンプト:
英会話の練習をしたいです。
設定:アメリカのレストランで注文する場面
・あなたは店員さん役
・私はお客さん役
・1ターンの文章は短め(1〜2文)
・私の英語が不自然な場合は、会話の最後にまとめて直してください
・会話は全部英語でお願いします
これだけで、かなりリアルなロールプレイが始められます。
② 日常英会話チャット(ゆっくりモード)
「今から10分だけ英語で雑談したい」
というときは、シンプルにこんな感じでOKです。
例プロンプト:
これから10分くらい英語で雑談の練習をしたいです。
・中学〜高校レベルの簡単な英語だけ使ってください
・1返信は2文までにしてください
・私が返事に困ったら、質問を投げかけて会話を続けてください
・最後に、私の英語の良かった点と直した方がいい点を日本語で教えてください
- 文を短くしてもらう
- 質問を投げてもらう
この2点を指定しておくと、沈黙になりにくい英会話練習ができます。
③ 間違いをその場で直してもらう会話練習
「話してる途中で間違いを直してほしい」
「でも会話も止めたくない」というニーズには、こんな感じ。
例プロンプト:
英会話の練習をしたいです。
・会話はすべて英語
・私の英文のあとに、同じ意味で自然な英文を1つだけ出してください
・どこを直したかは、簡単な英語で括弧の中に書いてください
・会話のテンポを大事にしたいので、解説は短めでOKです
まずは「最近あったこと」を英語で聞いてください。
イメージ:
あなた:I went to shopping yesterday.
ChatGPT:You went shopping? (「to」は不要です😉)
こんな形で、会話を止めずにフィードバックをもらえます。
④ リスニング・要約・シャドーイング用スクリプト
ChatGPTに 「英語だけで説明してもらう」→「要約する」 という練習も効果的です。
例プロンプト:
英語のリスニングと要約の練習がしたいです。
・TOEIC600〜700点レベルの短い説明文(80〜100語くらい)を英語で書いてください
・テーマは「リモートワークのメリット」でお願いします
・そのあと、私が英語で要約するので、内容が合っているかチェックしてください
・最後に、シャドーイングしやすいように、同じ内容を短い文に区切って出してください
この流れで、
- 英文を読む(or 声に出して読む)
- 自分の英語で要約する
- シャドーイング(音読)用に使う
という3段構えのトレーニングができます。
効果を最大化する3つのコツと注意点
ChatGPTを英語学習に使うとき、
ちょっと意識しておくだけで効果がかなり変わるポイントが3つあります。
コツ① レベルと目的を必ず伝える
- 「中学英語レベルからやり直したい」
- 「TOEIC800点を狙っている」
- 「海外出張のプレゼン対策をしたい」
こうした 目的+レベル を冒頭で伝えておくと、
返ってくる英語のレベルがちょうどよくなります。
コツ② 修正の仕方を指定する
- すべて書き直してほしい
- 間違っている部分だけ指摘してほしい
- まず自分で考えたいから、ヒントだけほしい
など、フィードバックの出し方を指定すると学びやすくなります。
例:
・まずは私の英文の間違っている箇所だけ「3つあります」などと数だけ教えてください。
・そのあと、自分で直したいので、いきなり答えは出さないでください。
・私が「答えを見せて」と言ったら、模範解答と解説を出してください。
コツ③ 日本語をうまく使う
「全部英語でやらなきゃダメ」と思う必要はありません。
- 文法の説明は日本語で
- ニュアンスの違いは日本語で
- 質問も日本語でOK
分からないところを放置しないで、日本語で根掘り葉掘り聞けるのも、ChatGPTの強みです。
まとめ:ChatGPTを“英語の相棒”にしよう
最後に、この記事の内容をサクッとまとめます。
- ChatGPTは 「いつでも使える英作文添削&英会話パートナー」
- 英作文では:
- 文法・自然な表現の添削
- カジュアル/フォーマルの書き分け
- 日本語→英語+解説
- お題を出してもらってライティング練習
- 英会話では:
- シチュエーション別ロールプレイ
- ゆっくり雑談チャット
- 間違いをその場で直してもらう会話練習
- リスニング・要約・シャドーイング用スクリプト作成
- 効果を高めるには:
- レベルと目的を伝える
- 修正の仕方を指定する
- 日本語も遠慮なく使う
英語学習はどうしても 「続けるのが大変」 になりがちですが、
ChatGPTをうまく使えば、
「ちょっと暇だし、5分だけ英語やるか」
くらいの軽い気持ちで、毎日英語に触れられます。
ぜひ、あなたの英語学習の“相棒”として、
ChatGPTをガンガン使い倒してみてください😊



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