この記事の対象になる方
- AI外観検査を取り入れたいエンジニア
- 検査装置を内製/ライン組込みしたい設備導入担当
- メーカー選定で迷っている装置メーカー、製造メーカーの皆々様
- 何を基準に選ぶべきかわからない方
なぜ「自社でカメラとコントローラを持つメーカー」が重要か
AI外観検査って調べるとたくさん出てきますよね。

でもよ~~~~く調べてください。
やってる人、知っている人なら気づくはずです。
カメラとAI搭載のコントローラまたはソフトを販売しているのは、ごくわずかなメーカーであることを!!!
これは画像処理なるものを汎用製品の開発ソフトで調整してきた筆者だから言えることですが、
メンテができ、技術を習得しようとする人がいる企業であれば、
AI搭載のコントローラとカメラを自社開発している汎用品を使用し、画検プログラムは自社で作った方が圧倒的にメリットがあると感じます。
メリットを上げるのであれば以下
ただし今時、餅は餅屋の時代です。優秀なAI搭載のソフトを出しているソフトメーカーさんもあるでしょう。
なので一概には言えませんが、ブラックボックス化を極力防ぐ一つの方法として検討してみてください。
検索「AI外観検査」の中に含まれているメーカーの種類
AI外観検査と検索するとヒットするメーカーさんは大きく分けると、下記の4つに分類されます。
- カメラ専業メーカー
- ソフト専業メーカー
- 装置メーカー
- カメラ+コントローラを自社で持つ汎用メーカー
そこで検索しているあなたは、
「これからAI外観検査をやりたいけど、どう考えていけばいいのだ、、、」
の段階だと思います。
その時点で現場で最も扱いやすく、ライン組込みに強いのは
カメラとコントローラを自社開発している汎用メーカーだと思っています。
理由はシンプル。
・初期検討としてデモ機をすぐに用意してくれるから
「このサンプルとれるかな~」ってあなたが悩んでる間にデモ機、持ってきてくれちゃいます。
なんだったらテスト結果までササっと出してくれます。
今回はそんな筆者もファンの代表的3社をご紹介します。
産業用AI外観検査 早見表
| 汎用AI検査 | シリーズ名 | 画像コントローラ | カメラ画素数(※エリアカメラ想定) | 照明 | 照明ラインナップ |
|---|---|---|---|---|---|
| OMRON | FHシリーズ | 別置き | 30万画素 ~ 2040万画素 | 選択型 | バー照明 リング照明 ドーム照明 スポット照明 MDMC照明 |
| KEYENCE | VSシリーズ | 内蔵 | 150万画素 ~ 2500万画素 | 選択型 | バー照明 リング照明 ドーム照明 スポット照明 Lumitrax照明 マルチスペクトル照明 |
| COGNEX | In-Sight 2800 / 3800シリーズ | 内蔵 | 160万画素 ~ 1600万画素 | 一体型 | マルチカラー照明 |
各メーカーの強み
ここではそれぞれのメーカー別にAIシリーズの強みをご紹介!!

被る部分ももちろんありますが、なるべく独自な部分を伝えれたらと思います。
OMRON(FHシリーズ)の強み
センサーと言ったらやっぱここでしょ!!
そして画像コントローラがあるが故の魅力、、、
コントローラ次第でなんと、8台のカメラがつながります。
つまり今まで分散していたコントローラも1台で集約できてしまうという事です。
これは圧倒的な強みでしょう。
そして心躍るのはMDMC照明です。 ※Multi – Direction Multi – Color
ドーム型照明での13ブロックの照射方向×RGB×明るさ128諧調・・・まさに視覚なし!!
照明の当て方って難しいですよね。いかに影を出すか、映像として認識させるか。
でもこの照明は「角度」「色味」「ハレーション対策」すべてを網羅してます。
これ一つ、直上から写すだけで事足りるでしょう。
KEYENCE(VSシリーズ)の強み
圧倒的なUIに優れたメーカー・・・
そう、みんな大好き「KEYENCE」です。
解像度の落ちないカメラZoomTrax。レンズ選定、交換不要なのは魅力ですよね。
さらにコントローラレスにて省スペース化も実現しています。
他にも、登録した実験画像をもとに、1クリックで当時の設定を再現する機能を搭載。
これは立ち上げもかなり楽できますよね。
次に照明は何といってもこれでしょう。「マルチスペクトル照明」です。
リング照明8色LED点灯でのカラー画像生成、形状撮影のLumitraxの二つを使用することで視覚なし!!
圧倒的な営業力と技術サポート力も欠かせません。
コグネックス(In-Sightシリーズ)の強み
次にご紹介はこちら、
海外拠点でみんな大好きコグネックス!!
コントローラレス、照明一体型により選定がスムーズになっています。
そして標準装備のマルチカラー照明(RGBW+IR)。
もはや「とりあえずこれでお試し!」と買ってしまいそうです。
一体型である強みは何と言っても
カメラに照明取付のブラケット設計が不要なことですよね。
意外とカメラと照明の再現性を持たせるためのブラケット設計って気になるもんです。。。
ただこれならそれもクリア。汎用品で変わることはありません。
結局どれを選ぶべき??
筆者的な結論:どれでもOK ←え?
どれを選んでも「AI+ルールベースも組み込まれている」ということがとても魅力と感じました。
そしてどれを選ぶべきか、、、、
重要なのは、メーカー選定よりも
- NG基準が明確か
- OK/NGサンプルは十分用意できるか
- 前工程は安定しているか
- 外乱光の影響をパスする準備はあるか
です。
AIは魔法ではありません。
開発・設計段階でその外観検査が使えるかどうか、9割以上が決まります。
まとめ
産業用AI外観検査を選定する際は
「どこが有名か」ではなく
「案件に合っているか」で決めるべきです。
カメラとコントローラを自社で持つ汎用メーカーは
- 責任範囲が明確
- 拡張性がある
- 現場対応力が高い
という強みがあります。
ただし最終的に重要なのは、
AI性能よりも
検査対象の定量化、つまり定性的な社内基準を無くすことが最も重要
メーカー選定はその次 ということは念頭においておきましょう!!
本記事は学習目的の情報提供です。実際の電気工事・設計・配線・機器選定・部材選定・改造は、法令・社内基準に従い、有資格者および責任者の管理下で実施してください。現場条件により最適解は変わるため、必ずメーカー仕様書・設計基準・安全規程・JISを確認のうえ判断してください。



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