4-20mA対応アイソレータ比較|国内3社の特徴と選定ポイントを解説

電気・制御
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この記事でわかること
  • 国内3社のアイソレータの違いがざっくり分かる
  • 省スペース・無電源・高速応答など、用途別の見方が分かる
  • 比較記事や一覧表を作るときの切り口が分かる

この記事の対象になる方

  • アイソレータのメーカーを知りたいFA業界人
  • 4-20mAや1-5Vの信号絶縁をどう選べばよいか迷っている人
  • ブログでFA向け比較記事を書きたい人

はじめに

どうも、現場で信号の回り込みやノイズに泣かされるたびに、やっぱりアイソレータは偉大だなと再認識するタイプのにこらです。

筆者は製造現場でアナログ回路、アナログを使ったデータ計測を行ってきましたが、散々アナログ回路の種類や扱いに苦労してきました。

始めにこれだけは伝えましょう。

迷わず4-20mAを使用してください。

え?0-10vしか出力がない??

ご安心ください。そんなあなたの助けになるのがアイソレータという商品です。

そもそもアイソレータって何に使うのか

アイソレータは、入力信号と出力信号を絶縁したまま直流信号を正確に伝送するための機器です。
主な用途としては、パネル内配線での回り込み防止、外的ノイズの抑制 などが挙げられます。

え?どんなだったか忘れた??以前ご紹介したこれです↓

つまり現場感で言えば、信号をきれいに渡したい、PLCや計装入力を守りたい、変な電位差でトラブルを増やしたくない ときの定番アイテムです。
0-10Vを入力し、それに比例して4-20mAを出せる型式もあります、地味ですがかなり重要な存在です。

アナログ出力の選び方はこちらをご覧ください↓

国内3社ざっくり比較表

メーカーシリーズ例形状特徴
オムロンK3FP超薄型(6.2mm)
DINレール取付
盤内省スペース
棒型端子
オムロンK3FKプラグイン構造
DINレール取付
プラグインで保守
ねじ端子
エムジーM6シリーズ超薄型(5.9or7.5mm)
DINレール取付
盤内省スペース
端子を選べる↓
棒型端子(幅5.9mm)
ねじ端子(幅7.5mm)
エムジーM2Eシリーズプラグイン構造
DINレール取付
有機ELディスプレイ付き
入力レンジを設定し4-20mAを出力
ねじ端子
渡辺電機工業WSP-DS / IS小形プラグイン
DINレール取付
標準用途、保守しやすい盤
ねじ端子
渡辺電機工業WSP-DE小形プラグイン
DINレール取付
120μsの高速応答
ねじ端子

※2026年3月時点での情報です。正確には各メーカーへ問い合わせしましょう。

上の表で押さえておきたい事実は、オムロンK3FPが6.2mmの超薄型、K3FKがプラグイン式でソケット付属であること、エムジーM6が最薄5.9mmクラスで3ポート絶縁・多連ベース対応であること、渡辺電機工業WSPが小形プラグインで本体とソケットを脱着でき、高速形や無電源形まで揃うことです。

オムロンの特徴

オムロンは、薄型のK3FPプラグインのK3FK をピックアップして紹介します。

K3FPは6.2mm幅の超薄型で、棒端子に対応することでこの薄さを実現。密着取付やパワーブリッジによる電源一括接続、省配線を可能とします。
K3FKはプラグインタイプで、リレー同様にメンテ性の良い商品となっています

いわばさすがオムロン、優等生と言った印象です。

エムジーの特徴

エムジーはM6シリーズM2Eシリーズをピックアップして紹介します。

強みはとにかく 切り口、引き出しの多さ です。公式サイトでも、信号変換器をシリーズラインナップ、形状、設定方法、機能など複数の切り口で探せる構成になっており、アイソレータもその中で広く展開されています。

特にM6シリーズは最薄5.9mmクラスの超薄形を用意、同じく棒端子により実現しています。また、ねじ端子での7.5mmの薄型も用意。

M2Eシリーズはアイソレータとしては珍しいディスプレイ付きで設定が可能とのこと。また専用ケーブルでPCから設定可能という今までにない優れものです。

渡辺電機工業の特徴

渡辺電機工業は、WSPシリーズをピックアップして紹介します。

WSPシリーズは同社の信号変換器の中で最も小形のプラグイン式信号変換器で、本体とソケットが脱着できるメンテナンス性に優れたプラグイン構造。
さらに、アイソレータ、ディストリビュータ、パルス変換器などラインアップが豊富です。

この記事のまとめ

どのアイソレータも各社柔軟にアナログ出力に対応していることが分かります。
筆者的な見解では下記ポイントを重点に置き、メーカー選定することが重要と感じます。

  • 盤内スペースを取られたくない
    ➡小型を選択
  • 一機種で出力を複数点持ちたい
    ➡通常型を選択
  • 入力レンジを調節し、出力したい
    ➡型式固定ではなく、設定ができるものを選択
  • 地場の商流を調査しメーカーを決める

アイソレータというニッチな分野でありながら、各社ともに長所があります。
現場にあったベストな型式で選定しましょう。


本記事は学習目的の情報提供です。実際の電気工事・設計・配線・機器選定・部材選定・改造は、法令・社内基準に従い、有資格者および責任者の管理下で実施してください。現場条件により最適解は変わるため、必ずメーカー仕様書・設計基準・安全規程・JISを確認のうえ判断してください。

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