はじめに
ども。
- 会議設定したけど、何話せばいいか分からない
- 「提案して」と言われたけど、何を準備すればいいか分からない
- 「報告会の資料はパワポで」と言われたけど、どう作ればいいか分からない
- せっかく作ったのに、毎回「パワポ分かりにくいね」と言われる
そんな経験、ありませんか?
そんなあなた!!!!!!
分かります分かります。
これ、センスじゃなくて「見てきたパワポの量と場数」でだいぶ変わってくる世界なんですよね。
私はこれまで、
- 社長報告
- 役員報告
- 各種プロジェクト報告会
などで何度も報告する側もやりましたし、
他人の報告を聞く側も散々やってきました。
さらに、
- パワポにやたら厳しい上司
- 「そのスライド意味分からん」と遠慮なく言ってくる役員
からボコボコに血祭にされてフィードバックをもらってきた結果、
「これは守っておいた方がいい」というパワポの鉄則が見えてきました。
結論から言います。
パワポはシンプルでいい。
むしろシンプルじゃないと伝わらない。
- パワポが分かりにくくなる典型パターン
- 誰でも今すぐマネできる「シンプルパワポ」の作り方
- 社長・役員・管理職に刺さるための考え方
を、具体的に解説していきます。
なぜあなたのパワポは「分かりにくい」のか
まず、よくあるパターンから。
- スライド1枚に情報を詰め込みすぎ
- 色をたくさん使いすぎ
- 背景に凝りすぎて、肝心の文字が読みにくい
- 文字だらけで、図・グラフ・写真がない
- 「このスライドで何を言いたいのか」が一瞬で分からない
こういうパワポは、作っている本人は「ちゃんと全部説明しよう」と思っているのですが、
聞いている側からすると「情報の洪水」でしかないことが多いです。
パワポは、
「全部を載せる場所」ではなく、
「伝えたいことだけを並べる場所」
と割り切った方がうまくいきます。
鉄則1:パワポはシンプルでいい(むしろシンプルじゃないとダメ)
まず大前提。
パワポはシンプルでいいです。
- ごちゃごちゃいろんなカラーを使って「オシャレ」にしない
- 余計な装飾やアニメーションを盛り込まない
色を増やすほど、線を増やすほど、
聞き手の脳みそはどこを見ればいいか分からなくなります。
情報が多いと「頑張って作った感」は出ますが、
「分かりやすさ」とは完全に逆方向です。
こんな感じ↓


鉄則2:まずはExecutive Summary(エグザマ)を作る
次に大事なのがこれ。
Executive Summary(エグザマ)を最初に作る。
エグザマとは、簡単に言うと
- この資料で言いたいこと
- 提案・報告のポイント
- 結論と要点
を1〜2枚にギュッとまとめたスライドです。
理想は、
エグザマだけ読めば、
「何を報告したいのか」「何を決めればいいのか」がサクッと分かる
という状態。
社長や役員クラスは、
全スライドを1枚ずつ丁寧に読むほど暇ではありません。
だからこそ、
- 一番最初に概要(エグザマ)
- その後ろに詳細スライド
という構成にしておくと、
**「忙しい人に優しいパワポ」**になります。

鉄則3:伝えたいことだけ伝える(文字は削って、図と色で勝負)
ここも超重要なポイント。
絵・図・写真・グラフを使って、文字を極力減らす。
やりがちなのが、
- スライドの半分以上が文字で埋まっている
- 説明文を全部スライドに書いてしまう
というパターン。
説明文は口頭で話せばいいんです。
スライドには、
- 結論
- ポイントとなるキーワード
- 図・グラフ・写真
だけ置いておけば十分です。
色のルール:使う色は「最大3色」まで
色に関してもルールを決めておきます。
- 同じパワポの中で、
グレー・黒以外の色は“最大3色まで” - 基本:強調色は 赤と青 に絞る
- 強調したい箇所だけ色を付ける
- それ以外は黒かグレーで統一
色が多い資料は、
- 作っている本人「カラフルでいい感じ」
- 見ている相手「どこが大事か全然分からない」
というズレを生みます。
鉄則4:プラス・マイナスは色で統一する
色を使うときのもう一つのポイント。
プラスは青、マイナスは赤
に全部統一しましょう。
- コストダウン → 青
- コストアップ → 赤
- 良い傾向 → 青
- 悪い傾向 → 赤
というように、「色と意味」を完全に対応させておきます。
スライド全体でこのルールを徹底すれば、
見る側は
- 「赤は悪い方」
- 「青は良い方」
と無意識に認識できるので、
パッと見の理解スピードが一気に上がります。

鉄則5:結論は一番最初に持ってくる
そして、これも超大事なポイント。
結論は最初に言う。
日本人は特に、
- 背景説明
- 経緯説明
- 困っていること
- 調査内容
をひたすら説明して、最後に
「で、結論としては○○です」
と持ってくるパターンが多いです。
英語圏の資料やスピーチでは、
ほぼ必ず最初に結論を言います。
- 「今日は○○という提案をしに来ました」
- 「結論から言うと、△△をやめて□□を始めるべきです」
と最初に言っておけば、
その後の説明が頭に入りやすくなります。
スライド1枚につき「結論は1つ」
さらにもう一歩踏み込みます。
スライド1枚につき、「そのスライドで伝えたい結論は1つ」だけにする。
- パワポが10枚あるなら、結論も10個
- 各スライドのタイトル部分に「結論」を書く
- 10枚のタイトルだけ読んでも、ストーリーが理解できるようにする
これができている資料は、
正直、中身の細かいところを見なくても筋が通っているのが分かります。
そして質問が来たときにどうしても出したい内容は「APPENDIX」にしてください。
時間は書けずにペタっと張り付けるだけでいいです。

結論を言った瞬間に質問してくる人への対処
ありがちなのが、
- 「結論は〜です」と最初に言った瞬間
- 「いや、それはさ…」と細かい質問をしてくる人
こういう人には、ニコッとしながらこう言いましょう。
「詳細はこれからご説明しますので、少しだけお時間ください😊」
先に全部説明してから結論を言っても、
結局同じタイミングで同じ質問が飛んできます。
だったら最初に結論を出して、筋の通った説明でねじ伏せる方が楽です。
シンプルすぎて不安?大事なのは「万人受け」する分かりやすさ
ここまで読んで、
- 「いや、これだとシンプルすぎない?」
- 「もっと色を使って、もっと装飾したい」
と思う方もいるかもしれません。
もちろん、デザインにこだわるのが悪いわけではありません。
ただ、最後にこれだけはハッキリ言っておきたいです。
役員や管理職は、
あなたのパワポを“丁寧に読み解くほど”暇じゃない。
そうなんです。
- 「自分としてはここの色に意味があって…」
- 「ここはあえてこういう言い回しにしていて…」
みたいな自己満足ポイントは、
ほぼ確実にスルーされます。
大事なのは、
- 誰が見ても同じように理解できる
- 読み込まなくても、一目で「言いたいこと」が分かる
- 決裁者が「結局どうしたいの?」と聞かなくて済む
という、**“万人受けする分かりやすさ”**です。
シーン別:このパワポ構成だけ押さえればOK
パワポで一番困るのって、
「で、何枚でどういう順番に並べればいいの?」
ここだったりします。
なのでここでは、ビジネスパーソンがよく遭遇するシーンを4つにしぼって、
- 枚数の目安
- 各スライドのタイトル例(=結論)
- 中身に何を書けばいいか
まで具体的に書いておきます。
迷ったら、とりあえずこの型に合わせる
→ 慣れてきたら少しずつアレンジする
くらいの感覚で使ってもらえればOKです。
① 定例報告(週次・月次報告)のスライド構成
想定シーン:
部門内の定例ミーティング、週次・月次の進捗報告など。
枚数の目安:3〜5枚
1枚目:今月(今週)の結論サマリ
- タイトル例:
- 「4月進捗:計画どおり/一部遅れあり(要対応1件)」
- 「今週の進捗サマリ:主要タスク完了、リスク1点のみ」
- 書くこと
- 今月(今週)の全体評価を一言で(○・△・×レベル)
- 重要トピック3つくらい(例:達成/未達/トラブル)
- 対応が必要なものがあれば、軽く一言だけ触れる
ここを読んだだけで「まあ順調なのか」「ヤバいのか」が分かればOK。
2枚目:KPI・数値のサマリ
- タイトル例:
- 「主要KPIの状況:売上○%達成/コスト△%増」
- 「生産KPI:稼働率○%/不良率○%」
- 書くこと
- グラフ1〜2個(折れ線 or 棒グラフ)
- 「目標」と「実績」の差が一目で分かるもの
- どう見てほしいか一言コメント(例:「先月から改善傾向」)
表ではなくグラフにするだけで、一気に“報告っぽさ”が出ます。
3枚目:進捗状況(タスク単位)
- タイトル例:
- 「主要タスクの進捗:○件完了/○件進行中」
- 書くこと
- 3〜5本程度のガントチャート風リスト
- 「タスク名」「進捗率」「一言コメント」
- 遅れているタスクには色をつける(赤 or オレンジ)
4枚目:課題と対応方針
- タイトル例:
- 「今月の主要課題と対応方針」
- 書くこと
- 課題1〜3個
- それぞれについて
- 課題の概要(1行)
- なぜ起きたか(1行)
- 対応方針(1行)
ここは「愚痴を書く場所」ではなく、
「課題をどう料理するか」を見せる場所 です。
5枚目:来月(来週)のアクションとお願い
- タイトル例:
- 「次月の重点アクションとお願い」
- 書くこと
- チームとしての重点アクション3つ程度
- 上長・他部署に対する「お願い事項」があれば明示
- 例:「○○部との調整依頼」「決裁スケジュールの確認」など
② トラブル/不具合報告のスライド構成
想定シーン:
障害報告、不具合報告、クレーム発生時の共有など。
枚数の目安:4〜5枚
1枚目:結論と影響範囲(エグザマ)
- タイトル例:
- 「○月○日の設備トラブル報告:現在は復旧済み/再発防止策実施中」
- 書くこと
- いつ・どこで・何が起こったか(1〜2行)
- 影響範囲(どのライン/どの顧客/何時間止まったか など)
- 現在の状態(復旧済み/応急対応中/調査中)
まず「今は安全かどうか」「火は消えているか」を伝えます。
2枚目:発生状況の詳細(タイムライン)
- タイトル例:
- 「発生から復旧までのタイムライン」
- 書くこと
- 発生〜検知〜応急対応〜復旧までを時系列に
- 時刻・担当・対応内容をシンプルに
- 特に“判断ポイント”になったところは太字などで目立たせる
3枚目:原因の仮説と分析
- タイトル例:
- 「想定される原因と分析結果(現時点)」
- 書くこと
- 原因候補を1〜3個に整理
- 各候補について
- 根拠(ログ・現場確認など)
- 可能性の高さ(高/中/低 等)
※まだ確定でなくても、「ここまで仮説が立っている」が分かるだけでOK。
4枚目:対策と再発防止
- タイトル例:
- 「実施済みの対策と、再発防止策の方針」
- 書くこと
- 即時対策(やったこと/やる予定)
- 恒久対策(構造変更・ルール変更など)
- 対策ごとの「完了予定日」と「担当」
5枚目:今回の学びと今後への反映
- タイトル例:
- 「今回の教訓と、他ライン/他案件への展開」
- 書くこと
- 今回のポイントとなる学び1〜3つ
- 他ライン/他案件への展開案(水平展開)
- 必要なら標準書・マニュアルの改訂予定
ここまで入っていると、
「ただの言い訳報告」から「組織への学び」に昇格します。
③ 新規提案・改善提案のスライド構成
想定シーン:
投資提案、改善提案、ツール導入提案など。
枚数の目安:5〜6枚
1枚目:結論(やりたいこと+効果)
- タイトル例:
- 「○○システム導入のご提案:年間○○時間削減/コスト△%削減」
- 書くこと
- 何をやりたいか(プロジェクト名レベル)
- なぜやるのか(1行)
- 期待効果(数値ベースで1〜2行)
「この提案、やる価値ありそう?」が一瞬で分かるスライドに。
2枚目:背景・課題
- タイトル例:
- 「現状の課題:○○に時間がかかりすぎている」
- 書くこと
- 現状のプロセスをシンプルな図で
- どこにムダ/リスク/負荷があるか
- 数字で出せるものは数値化(例:月○時間、年間○件のミス)
3枚目:提案内容の全体像
- タイトル例:
- 「提案内容の全体像」
- 書くこと
- Before → After を1枚にした絵
- システム/人/フローがどう変わるか
- 詳細は次ページ、という前フリ
4枚目:効果・メリット
- タイトル例:
- 「導入による効果(定量+定性)」
- 書くこと
- 定量効果:
- 工数削減、コスト削減、不良率低下 など
- 定性効果:
- 属人化の解消、ノウハウ共有、安全性向上 など
- 「誰にとって嬉しいのか」も一緒に書くと刺さりやすいです
- 定量効果:
5枚目:コスト・スケジュール・体制
- タイトル例:
- 「必要コストと導入スケジュール」
- 書くこと
- 初期費用・ランニングコストのざっくり感
- 導入〜安定運用までのスケジュール(ガント風)
- 社内側の必要工数と役割
6枚目:リスク・懸念点と対応
- タイトル例:
- 「想定されるリスクと、その対応策」
- 書くこと
- 反対されそうなポイントを先回りして書く
- 「運用が複雑になるのでは?」
- 「現場の負荷が増えないか?」
- 「既存システムとのI/Fは?」 など
- それぞれへの対応案(ここがあると一気に信頼感アップ)
- 反対されそうなポイントを先回りして書く
④ プロジェクトキックオフのスライド構成
想定シーン:
新規プロジェクトのキックオフ説明、関係者向けの初回共有など。
枚数の目安:4〜5枚
1枚目:プロジェクトの目的とゴール
- タイトル例:
- 「プロジェクト概要:目的とゴール」
- 書くこと
- なぜこのプロジェクトをやるのか(背景)
- ゴール(達成状態を1〜2行で)
- スコープ(やること/やらないこと)
2枚目:全体スケジュールとマイルストーン
- タイトル例:
- 「全体スケジュールと主要マイルストーン」
- 書くこと
- 上期〜下期レベルのざっくりタイムライン
- 重要なイベント(レビュー・切替・リリースなど)
- 「いつ何が終わっていれば成功と言えるか」
3枚目:体制図と役割分担
- タイトル例:
- 「プロジェクト体制と役割」
- 書くこと
- プロジェクトオーナー/リーダー/メンバー構成図
- 各ロールが何を担当するか(1〜2行ずつ)
- 外部ベンダーがいる場合はそこも明示
4枚目:進め方(ルール)とコミュニケーション
- タイトル例:
- 「プロジェクトの進め方とコミュニケーションルール」
- 書くこと
- 定例会議の頻度・参加者・目的
- 決定プロセス(誰が決めるのか)
- 情報共有の場(Teams, Slack, メールなど)
5枚目:リスク・想定される課題と協力のお願い
- タイトル例:
- 「想定される課題と、皆さんへのお願い」
- 書くこと
- 想定される詰まりポイント(リソース不足・調整の難しさなど)
- そこを乗り越えるために、各部署にお願いしたいこと
- 「このプロジェクトで一番大事にしたいこと」を一言で
こんな感じで、
- 「どのシーンで」
- 「何枚くらいで」
- 「各スライドに何を書くか」
が決まっていると、
“真っ白なパワポを前に固まる時間”が一気に減ります。
提出前に5分で確認できる「パワポ最終チェックリスト」
ここまで色だのエグザマだの結論だのと色々言ってきましたが、
実際のところ、忙しいビジネスパーソンがやれるのは
「提出前に5分だけチェックする」
このくらいだと思います。
ということで、“これだけ見れば最低限事故らない” というチェック項目をまとめました。
印刷してモニタの横に貼っておく or OneNoteにコピペしておくの、マジでおすすめです。
1. 全体構成・ストーリー

- □ 1枚目に“この資料の結論”が書いてあるか
- タイトル or エグザマのどちらかで、「何を伝えたい資料か」が一言で分かる?
- □ スライドが10枚あるなら、「結論が10個」になっているか
- 各ページのタイトルが「そのページの結論」になっている?
- タイトルが「〜について」「〜のご報告」だけで終わっていない?
- □ PREP(結論→理由→具体例→結論) の流れになっているか
- 結論が最後にちょろっと出てくる「日本語作文」になってない?
- □ 読み手がページをめくっていて、
- 「で、結局どうしたいの?」と思わない構成になっている?
2. スライド1枚ごとのチェック
- □ 1枚1メッセージ になっているか
- 1ページの中に「言いたいことが2〜3個」混ざっていない?
- □ 箇条書きは「3〜5行以内」に収まっているか
- それ以上あるなら、ページを分けたほうが読みやすくならない?
- □ 本文の文章が、
- 「です・ます」「だ・である」が混在していない?
- 1文が長すぎて、読んでいて息切れしない?
- □ 図やグラフには
- タイトル(何を示すグラフか)がついているか
- 単位(個、%、千円、時間など)が明記されているか
- □ そのページをパッと見て、「どこを見ればいいか」が一瞬で分かるか
- 強調したい数字・キーワードにだけ色や太字を使っている?
3. 色・フォント・見た目まわり
- □ 使っている色は
- 黒・グレー+アクセント2色以内 に収まっているか
(例:黒+濃いグレー+青+赤)
- 黒・グレー+アクセント2色以内 に収まっているか
- □ プラス情報/マイナス情報の色が全ページで統一されているか
- プラス:青、マイナス:赤、など
- □ フォントは会社標準 or Office標準からはみ出していないか
- 変な手書き風フォントや遊びフォントを使っていない?
- □ 文字サイズは
- タイトル:24pt以上
- 本文:18pt前後
を基本に、極端に小さい文字を詰め込んでない?
- □ 余白(ホワイトスペース)が残っているか
- 「空いているからとりあえず埋めた」感が出ていない?
見た目は「おしゃれ」じゃなくて
「読みやすい」かどうか に全振りでOKです。
4. 誰に・何をしてほしい資料なのか
- □ 「この資料は誰向けか」が自分の中でハッキリしているか
- 役員/部長クラス/現場メンバー/他部署…どの層に向けて書いている?
- □ その人たちが本当に知りたいことを、1枚目〜2枚目で答えているか
- 役員なら → インパクト(売上・コスト・リスク)
- マネージャーなら → 体制・スケジュール・問題点
- 現場なら → 具体的なやり方・変更点
- □ 「で、あなたに何をしてほしい資料なのか」が明確か
- 決裁してほしいのか
- 判断してほしいのか
- 共有だけでいいのか
- リソースを出してほしいのか
- □ 最後のページに
- 「承認依頼」「検討依頼」「共有のみ」など
一言のアクションメッセージ が入っているか
- 「承認依頼」「検討依頼」「共有のみ」など
5. 情報の過不足(入れすぎ/足りなさ過ぎ)
- □ 「補足資料」「詳細資料」に回すべき情報を、本文に詰め込みすぎていないか
- □ 逆に、相手が「必ず聞いてくるであろう数字・条件」が抜けていないか
- 例:コスト試算の前提条件、期間、範囲 など
- □ 口頭説明で補える情報は、割り切って削っているか
- 「読む資料」ではなく「説明の土台」になっている?
このチェックリスト、全部は毎回無理でも、
提出前に上から10秒ずつなぞるだけでクオリティはかなり安定します。
よくあるお悩みQ&A|「こんなパワポどうすれば?」に答える
最後に、よくありそうな悩みをQ&A形式でまとめておきます。
正直ここが一番“現場感”あるところだと思うので、
「あるある……」と思ったところだけ拾ってもらえればOKです。
Q1. 上司に「もっと情報を入れろ」と言われます。シンプルにしたいのに…。
A. 本文を太らせずに、「別紙」「補足スライド」で受けましょう。**
よくあるパターンがこれです。
- あなた:シンプル&結論先出しで作る
- 上司:心配で「この情報も入れて」「あれも書いて」と言ってくる
- スライド:どんどん太る…
このときのコツは、
- 本編は痩せさせたまま死守する
- エグザマ+5〜10枚程度は極力シンプルなまま
- 「詳細は別紙」「補足は最後のAppendix」として追加する
- 例:スライド後半に「参考:詳細データ」「参考:前提条件」を数枚
こうすると、
- 上司の「不安」もケアできる
- 役員・決裁者に見せるときは本編だけでも成立する
という状態にできます。
本編:シンプルに「伝える」
補足:突っ込まれたとき用の「防御用シールド」
この役割分担にしておくとバランスが良いです。
Q2. デザインが得意な同僚と比べてしまって、毎回凹みます…。
A. デザイン勝負を捨てて、「速く・伝わる」を武器にしましょう。**
おしゃれスライド職人は確かにいます。
が、ビジネスの現場で評価されるのは
- 早く作れること
- 誤解なく伝わること
- 相手が判断しやすいこと
です。
その意味で、あなたが今目指している
- 色を絞る
- 結論をタイトルに書く
- エグザマで概要をまとめる
というやり方は、まさに“ビジネス寄りの正解” です。
どうしても気になるなら、
- 1〜2枚だけ、「表紙」と「まとめスライド」だけ少しだけデザイン寄せる
- それ以外は「四角+矢印+グラフ」で割り切る
このくらいがちょうどいいと思います。
「デザインで勝てないなら、ロジックとスピードで勝つ」
これだけでもう十分“戦えるビジネスパーソン”です。
Q3. 日本語と英語が混在する資料、どう書けばいいですか?
A. ベースは日本語でOK。英語は「キーワード」か「併記」にとどめるのがおすすめです。
グローバル企業あるあるですが、
- スライドタイトル:日本語
- 本文:日本語メイン、ときどき英単語
- 図や表の中:英語だけ or 両方
のように、混乱状態のスライドになりがちです。
おすすめは:
- 基本:タイトル・本文は日本語
- ただし技術用語・ビジネス用語は英語を併記
- 例)「保全性(Maintainability)」「投資回収期間(Payback Period)」
- 英語だけの表/図は、スライドのどこかに日本語一行コメントを入れる
- 例)「→ この表は○○の傾向を示しており、○○が課題です。」
こうすると、
- 日本人メンバーにも読みやすい
- 海外メンバーにも単語レベルで伝わる
- あとで英語版スライドを作るときの足場にもなる
という三方良しになります。
Q4. 資料作りに時間がかかりすぎて、本業が回りません…。
A. それ、パワポのせいというより「ゼロから考えすぎ」の可能性大です。
時間が溶けるパターンの多くは、
- 毎回「構成ゼロから」悩む
- 「表現ゼロから」考える
- 過去の資料をうまく再利用できていない
ことが原因になっています。
対策としては:
- 今回の記事の「シーン別テンプレ」をそのまま骨組みにする
- まずは「何ページで、何を話すか」だけを箇条書きに
- 過去にうまくいった自分 or 同僚の資料を「構成だけ真似る」
- 図は「基本、四角+矢印だけ」で作ると決める
- 変なSmartArt探しの時間をゼロにする
「1枚目はエグザマ」「2枚目は数字」「3枚目は課題」「4枚目は対策」
くらいまで決め打ちして良いです。
パワポは“ゼロからの作品”ではなく、
“既にある型に中身を流し込む作業” にしてしまうのがコツです。
Q5. 「話す内容」と「スライドの情報量」のバランスが分かりません。
A. スライドは“台本”ではなく、「話すための土台」と割り切りましょう。**
よくある失敗は、
- スライドに「話す言葉」を全部書いてしまう
- 結果、文字だらけ&読むだけのプレゼンになる
というパターンです。
バランスの目安としては:
- スライドに書くのは
- 結論
- 根拠となる数字・図
- キーワードレベルのフレーズ
- それ以外の
- 背景説明
- 例え話
- 細かい経緯
は口頭で補う
くらいでちょうどいいです。
「もしスライドだけがメールで飛んでいっても、結論だけは分かる」
「でも、細かいニュアンスは説明を聞かないと分からない」
このくらいの塩梅を目指すと、
- スライドはスッキリ
- 話す内容で差別化ができる
という、“しゃべれる資料”になってきます。
まとめ:自己満パワポにさよならして、伝わる資料だけ作ろう
最後に、この記事のポイントをまとめます。
- パワポは「頑張って作り込む」より シンプルであることが正義
- Executive Summary(エグザマ)を最初に作り、概要を1〜2枚にまとめる
- 絵・図・写真・グラフを使い、文字は削る方向で考える
- 色はグレー/黒+2色(赤と青)くらいに抑える
- プラスは青、マイナスは赤など、色の意味は統一する
- スライド1枚につき、結論は1つだけ
- 結論は最後ではなく最初に持ってくる
- 役員・管理職は暇じゃない。自己満パワポは全カットでOK
パワポの上手さ=話の上手さ、ではありません。
ただ、
「この人の資料はいつも分かりやすい」
と思われるだけで、
あなたの評価は確実に上がります。
今日からぜひ、
- まずエグザマを作る
- 色を減らす
- 1スライド1メッセージ
この3つだけでも意識して、
“伝わるパワポ”を量産していきましょう💪



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