パワーポイント資料が伝わらない人へ|初めてのパワポ報告

その他
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この記事でわかること
  • 「パワポが分かりにくい」と言われる人の共通パターン
  • シンプルなのに伝わるパワポを作るためのポイント
  • エグゼクティブサマリー(Executive Summary)の考え方
  • 色の使い方・図やグラフの使い方の基本ルール
  • 「結論は最初に持ってくる」スライド構成のコツ
  • 役員・管理職に刺さる資料の考え方
  1. はじめに
  2. なぜあなたのパワポは「分かりにくい」のか
  3. 鉄則1:パワポはシンプルでいい(むしろシンプルじゃないとダメ)
  4. 鉄則2:まずはExecutive Summary(エグザマ)を作る
  5. 鉄則3:伝えたいことだけ伝える(文字は削って、図と色で勝負)
    1. 色のルール:使う色は「最大3色」まで
  6. 鉄則4:プラス・マイナスは色で統一する
  7. 鉄則5:結論は一番最初に持ってくる
    1. スライド1枚につき「結論は1つ」
    2. 結論を言った瞬間に質問してくる人への対処
  8. シンプルすぎて不安?大事なのは「万人受け」する分かりやすさ
  9. シーン別:このパワポ構成だけ押さえればOK
    1. ① 定例報告(週次・月次報告)のスライド構成
    2. ② トラブル/不具合報告のスライド構成
    3. ③ 新規提案・改善提案のスライド構成
    4. ④ プロジェクトキックオフのスライド構成
  10. 提出前に5分で確認できる「パワポ最終チェックリスト」
    1. 1. 全体構成・ストーリー
    2. 2. スライド1枚ごとのチェック
    3. 3. 色・フォント・見た目まわり
    4. 4. 誰に・何をしてほしい資料なのか
    5. 5. 情報の過不足(入れすぎ/足りなさ過ぎ)
  11. よくあるお悩みQ&A|「こんなパワポどうすれば?」に答える
    1. Q1. 上司に「もっと情報を入れろ」と言われます。シンプルにしたいのに…。
    2. Q2. デザインが得意な同僚と比べてしまって、毎回凹みます…。
    3. Q3. 日本語と英語が混在する資料、どう書けばいいですか?
    4. Q4. 資料作りに時間がかかりすぎて、本業が回りません…。
    5. Q5. 「話す内容」と「スライドの情報量」のバランスが分かりません。
  12. まとめ:自己満パワポにさよならして、伝わる資料だけ作ろう

はじめに

ども。

  • 会議設定したけど、何話せばいいか分からない
  • 「提案して」と言われたけど、何を準備すればいいか分からない
  • 「報告会の資料はパワポで」と言われたけど、どう作ればいいか分からない
  • せっかく作ったのに、毎回「パワポ分かりにくいね」と言われる

そんな経験、ありませんか?

そんなあなた!!!!!!

分かります分かります。
これ、センスじゃなくて「見てきたパワポの量と場数」でだいぶ変わってくる世界なんですよね。

私はこれまで、

  • 社長報告
  • 役員報告
  • 各種プロジェクト報告会

などで何度も報告する側もやりましたし、
他人の報告を聞く側も散々やってきました。

さらに、

  • パワポにやたら厳しい上司
  • 「そのスライド意味分からん」と遠慮なく言ってくる役員

からボコボコに血祭にされてフィードバックをもらってきた結果、
「これは守っておいた方がいい」というパワポの鉄則が見えてきました。

結論から言います。

パワポはシンプルでいい。
むしろシンプルじゃないと伝わらない。

  • パワポが分かりにくくなる典型パターン
  • 誰でも今すぐマネできる「シンプルパワポ」の作り方
  • 社長・役員・管理職に刺さるための考え方

を、具体的に解説していきます。

なぜあなたのパワポは「分かりにくい」のか

まず、よくあるパターンから。

  • スライド1枚に情報を詰め込みすぎ
  • 色をたくさん使いすぎ
  • 背景に凝りすぎて、肝心の文字が読みにくい
  • 文字だらけで、図・グラフ・写真がない
  • 「このスライドで何を言いたいのか」が一瞬で分からない

こういうパワポは、作っている本人は「ちゃんと全部説明しよう」と思っているのですが、
聞いている側からすると「情報の洪水」でしかないことが多いです。

パワポは、

「全部を載せる場所」ではなく、
「伝えたいことだけを並べる場所」

と割り切った方がうまくいきます。

鉄則1:パワポはシンプルでいい(むしろシンプルじゃないとダメ)

まず大前提。

パワポはシンプルでいいです。

  • ごちゃごちゃいろんなカラーを使って「オシャレ」にしない
  • 余計な装飾やアニメーションを盛り込まない

色を増やすほど、線を増やすほど、
聞き手の脳みそはどこを見ればいいか分からなくなります。

情報が多いと「頑張って作った感」は出ますが、
「分かりやすさ」とは完全に逆方向です。

こんな感じ↓

鉄則2:まずはExecutive Summary(エグザマ)を作る

次に大事なのがこれ。

Executive Summary(エグザマ)を最初に作る。

エグザマとは、簡単に言うと

  • この資料で言いたいこと
  • 提案・報告のポイント
  • 結論と要点

を1〜2枚にギュッとまとめたスライドです。

理想は、

エグザマだけ読めば、
「何を報告したいのか」「何を決めればいいのか」がサクッと分かる

という状態。

社長や役員クラスは、
全スライドを1枚ずつ丁寧に読むほど暇ではありません。

だからこそ、

  • 一番最初に概要(エグザマ)
  • その後ろに詳細スライド

という構成にしておくと、
**「忙しい人に優しいパワポ」**になります。

鉄則3:伝えたいことだけ伝える(文字は削って、図と色で勝負)

ここも超重要なポイント。

絵・図・写真・グラフを使って、文字を極力減らす。

やりがちなのが、

  • スライドの半分以上が文字で埋まっている
  • 説明文を全部スライドに書いてしまう

というパターン。

説明文は口頭で話せばいいんです。
スライドには、

  • 結論
  • ポイントとなるキーワード
  • 図・グラフ・写真

だけ置いておけば十分です。

色のルール:使う色は「最大3色」まで

色に関してもルールを決めておきます。

  • 同じパワポの中で、
    グレー・黒以外の色は“最大3色まで”
  • 基本:強調色は 赤と青 に絞る
  • 強調したい箇所だけ色を付ける
  • それ以外は黒かグレーで統一

色が多い資料は、

  • 作っている本人「カラフルでいい感じ」
  • 見ている相手「どこが大事か全然分からない」

というズレを生みます。

鉄則4:プラス・マイナスは色で統一する

色を使うときのもう一つのポイント。

プラスは青、マイナスは赤
に全部統一しましょう。

  • コストダウン → 青
  • コストアップ → 赤
  • 良い傾向 → 青
  • 悪い傾向 → 赤

というように、「色と意味」を完全に対応させておきます。

スライド全体でこのルールを徹底すれば、
見る側は

  • 「赤は悪い方」
  • 「青は良い方」

と無意識に認識できるので、
パッと見の理解スピードが一気に上がります。

鉄則5:結論は一番最初に持ってくる

そして、これも超大事なポイント。

結論は最初に言う。

日本人は特に、

  • 背景説明
  • 経緯説明
  • 困っていること
  • 調査内容

をひたすら説明して、最後に

「で、結論としては○○です」

と持ってくるパターンが多いです。

英語圏の資料やスピーチでは、
ほぼ必ず最初に結論を言います。

  • 「今日は○○という提案をしに来ました」
  • 「結論から言うと、△△をやめて□□を始めるべきです」

と最初に言っておけば、
その後の説明が頭に入りやすくなります。

スライド1枚につき「結論は1つ」

さらにもう一歩踏み込みます。

スライド1枚につき、「そのスライドで伝えたい結論は1つ」だけにする。

  • パワポが10枚あるなら、結論も10個
  • 各スライドのタイトル部分に「結論」を書く
  • 10枚のタイトルだけ読んでも、ストーリーが理解できるようにする

これができている資料は、
正直、中身の細かいところを見なくても筋が通っているのが分かります。

そして質問が来たときにどうしても出したい内容は「APPENDIX」にしてください。
時間は書けずにペタっと張り付けるだけでいいです。


結論を言った瞬間に質問してくる人への対処

ありがちなのが、

  • 「結論は〜です」と最初に言った瞬間
  • 「いや、それはさ…」と細かい質問をしてくる人

こういう人には、ニコッとしながらこう言いましょう。

「詳細はこれからご説明しますので、少しだけお時間ください😊」

先に全部説明してから結論を言っても、
結局同じタイミングで同じ質問が飛んできます。
だったら最初に結論を出して、筋の通った説明でねじ伏せる方が楽です。

シンプルすぎて不安?大事なのは「万人受け」する分かりやすさ

ここまで読んで、

  • 「いや、これだとシンプルすぎない?」
  • 「もっと色を使って、もっと装飾したい」

と思う方もいるかもしれません。

もちろん、デザインにこだわるのが悪いわけではありません。
ただ、最後にこれだけはハッキリ言っておきたいです。

役員や管理職は、
あなたのパワポを“丁寧に読み解くほど”暇じゃない。

そうなんです。

  • 「自分としてはここの色に意味があって…」
  • 「ここはあえてこういう言い回しにしていて…」

みたいな自己満足ポイントは、
ほぼ確実にスルーされます。

大事なのは、

  • 誰が見ても同じように理解できる
  • 読み込まなくても、一目で「言いたいこと」が分かる
  • 決裁者が「結局どうしたいの?」と聞かなくて済む

という、**“万人受けする分かりやすさ”**です。

シーン別:このパワポ構成だけ押さえればOK

パワポで一番困るのって、
「で、何枚でどういう順番に並べればいいの?」
ここだったりします。

なのでここでは、ビジネスパーソンがよく遭遇するシーンを4つにしぼって、

  • 枚数の目安
  • 各スライドのタイトル例(=結論)
  • 中身に何を書けばいいか

まで具体的に書いておきます。

迷ったら、とりあえずこの型に合わせる
→ 慣れてきたら少しずつアレンジする

くらいの感覚で使ってもらえればOKです。


① 定例報告(週次・月次報告)のスライド構成

想定シーン:
部門内の定例ミーティング、週次・月次の進捗報告など。

枚数の目安:3〜5枚


1枚目:今月(今週)の結論サマリ

  • タイトル例:
    • 「4月進捗:計画どおり/一部遅れあり(要対応1件)」
    • 「今週の進捗サマリ:主要タスク完了、リスク1点のみ」
  • 書くこと
    • 今月(今週)の全体評価を一言で(○・△・×レベル)
    • 重要トピック3つくらい(例:達成/未達/トラブル)
    • 対応が必要なものがあれば、軽く一言だけ触れる

ここを読んだだけで「まあ順調なのか」「ヤバいのか」が分かればOK。


2枚目:KPI・数値のサマリ

  • タイトル例:
    • 「主要KPIの状況:売上○%達成/コスト△%増」
    • 「生産KPI:稼働率○%/不良率○%」
  • 書くこと
    • グラフ1〜2個(折れ線 or 棒グラフ)
    • 「目標」と「実績」の差が一目で分かるもの
    • どう見てほしいか一言コメント(例:「先月から改善傾向」)

表ではなくグラフにするだけで、一気に“報告っぽさ”が出ます。


3枚目:進捗状況(タスク単位)

  • タイトル例:
    • 「主要タスクの進捗:○件完了/○件進行中」
  • 書くこと
    • 3〜5本程度のガントチャート風リスト
    • 「タスク名」「進捗率」「一言コメント」
    • 遅れているタスクには色をつける(赤 or オレンジ)

4枚目:課題と対応方針

  • タイトル例:
    • 「今月の主要課題と対応方針」
  • 書くこと
    • 課題1〜3個
    • それぞれについて
      • 課題の概要(1行)
      • なぜ起きたか(1行)
      • 対応方針(1行)

ここは「愚痴を書く場所」ではなく、
「課題をどう料理するか」を見せる場所 です。


5枚目:来月(来週)のアクションとお願い

  • タイトル例:
    • 「次月の重点アクションとお願い」
  • 書くこと
    • チームとしての重点アクション3つ程度
    • 上長・他部署に対する「お願い事項」があれば明示
      • 例:「○○部との調整依頼」「決裁スケジュールの確認」など

② トラブル/不具合報告のスライド構成

想定シーン:
障害報告、不具合報告、クレーム発生時の共有など。

枚数の目安:4〜5枚


1枚目:結論と影響範囲(エグザマ)

  • タイトル例:
    • 「○月○日の設備トラブル報告:現在は復旧済み/再発防止策実施中」
  • 書くこと
    • いつ・どこで・何が起こったか(1〜2行)
    • 影響範囲(どのライン/どの顧客/何時間止まったか など)
    • 現在の状態(復旧済み/応急対応中/調査中)

まず「今は安全かどうか」「火は消えているか」を伝えます。


2枚目:発生状況の詳細(タイムライン)

  • タイトル例:
    • 「発生から復旧までのタイムライン」
  • 書くこと
    • 発生〜検知〜応急対応〜復旧までを時系列に
    • 時刻・担当・対応内容をシンプルに
    • 特に“判断ポイント”になったところは太字などで目立たせる

3枚目:原因の仮説と分析

  • タイトル例:
    • 「想定される原因と分析結果(現時点)」
  • 書くこと
    • 原因候補を1〜3個に整理
    • 各候補について
      • 根拠(ログ・現場確認など)
      • 可能性の高さ(高/中/低 等)

※まだ確定でなくても、「ここまで仮説が立っている」が分かるだけでOK。


4枚目:対策と再発防止

  • タイトル例:
    • 「実施済みの対策と、再発防止策の方針」
  • 書くこと
    • 即時対策(やったこと/やる予定)
    • 恒久対策(構造変更・ルール変更など)
    • 対策ごとの「完了予定日」と「担当」

5枚目:今回の学びと今後への反映

  • タイトル例:
    • 「今回の教訓と、他ライン/他案件への展開」
  • 書くこと
    • 今回のポイントとなる学び1〜3つ
    • 他ライン/他案件への展開案(水平展開)
    • 必要なら標準書・マニュアルの改訂予定

ここまで入っていると、
「ただの言い訳報告」から「組織への学び」に昇格します。


③ 新規提案・改善提案のスライド構成

想定シーン:
投資提案、改善提案、ツール導入提案など。

枚数の目安:5〜6枚


1枚目:結論(やりたいこと+効果)

  • タイトル例:
    • 「○○システム導入のご提案:年間○○時間削減/コスト△%削減」
  • 書くこと
    • 何をやりたいか(プロジェクト名レベル)
    • なぜやるのか(1行)
    • 期待効果(数値ベースで1〜2行)

「この提案、やる価値ありそう?」が一瞬で分かるスライドに。


2枚目:背景・課題

  • タイトル例:
    • 「現状の課題:○○に時間がかかりすぎている」
  • 書くこと
    • 現状のプロセスをシンプルな図で
    • どこにムダ/リスク/負荷があるか
    • 数字で出せるものは数値化(例:月○時間、年間○件のミス)

3枚目:提案内容の全体像

  • タイトル例:
    • 「提案内容の全体像」
  • 書くこと
    • Before → After を1枚にした絵
    • システム/人/フローがどう変わるか
    • 詳細は次ページ、という前フリ

4枚目:効果・メリット

  • タイトル例:
    • 「導入による効果(定量+定性)」
  • 書くこと
    • 定量効果:
      • 工数削減、コスト削減、不良率低下 など
    • 定性効果:
      • 属人化の解消、ノウハウ共有、安全性向上 など
    • 「誰にとって嬉しいのか」も一緒に書くと刺さりやすいです

5枚目:コスト・スケジュール・体制

  • タイトル例:
    • 「必要コストと導入スケジュール」
  • 書くこと
    • 初期費用・ランニングコストのざっくり感
    • 導入〜安定運用までのスケジュール(ガント風)
    • 社内側の必要工数と役割

6枚目:リスク・懸念点と対応

  • タイトル例:
    • 「想定されるリスクと、その対応策」
  • 書くこと
    • 反対されそうなポイントを先回りして書く
      • 「運用が複雑になるのでは?」
      • 「現場の負荷が増えないか?」
      • 「既存システムとのI/Fは?」 など
    • それぞれへの対応案(ここがあると一気に信頼感アップ)

④ プロジェクトキックオフのスライド構成

想定シーン:
新規プロジェクトのキックオフ説明、関係者向けの初回共有など。

枚数の目安:4〜5枚


1枚目:プロジェクトの目的とゴール

  • タイトル例:
    • 「プロジェクト概要:目的とゴール」
  • 書くこと
    • なぜこのプロジェクトをやるのか(背景)
    • ゴール(達成状態を1〜2行で)
    • スコープ(やること/やらないこと)

2枚目:全体スケジュールとマイルストーン

  • タイトル例:
    • 「全体スケジュールと主要マイルストーン」
  • 書くこと
    • 上期〜下期レベルのざっくりタイムライン
    • 重要なイベント(レビュー・切替・リリースなど)
    • 「いつ何が終わっていれば成功と言えるか」

3枚目:体制図と役割分担

  • タイトル例:
    • 「プロジェクト体制と役割」
  • 書くこと
    • プロジェクトオーナー/リーダー/メンバー構成図
    • 各ロールが何を担当するか(1〜2行ずつ)
    • 外部ベンダーがいる場合はそこも明示

4枚目:進め方(ルール)とコミュニケーション

  • タイトル例:
    • 「プロジェクトの進め方とコミュニケーションルール」
  • 書くこと
    • 定例会議の頻度・参加者・目的
    • 決定プロセス(誰が決めるのか)
    • 情報共有の場(Teams, Slack, メールなど)

5枚目:リスク・想定される課題と協力のお願い

  • タイトル例:
    • 「想定される課題と、皆さんへのお願い」
  • 書くこと
    • 想定される詰まりポイント(リソース不足・調整の難しさなど)
    • そこを乗り越えるために、各部署にお願いしたいこと
    • 「このプロジェクトで一番大事にしたいこと」を一言で

こんな感じで、

  • 「どのシーンで」
  • 「何枚くらいで」
  • 「各スライドに何を書くか」

が決まっていると、
“真っ白なパワポを前に固まる時間”が一気に減ります。

提出前に5分で確認できる「パワポ最終チェックリスト」

ここまで色だのエグザマだの結論だのと色々言ってきましたが、
実際のところ、忙しいビジネスパーソンがやれるのは

「提出前に5分だけチェックする」

このくらいだと思います。

ということで、“これだけ見れば最低限事故らない” というチェック項目をまとめました。
印刷してモニタの横に貼っておく or OneNoteにコピペしておくの、マジでおすすめです。


1. 全体構成・ストーリー

  • 1枚目に“この資料の結論”が書いてあるか
    • タイトル or エグザマのどちらかで、「何を伝えたい資料か」が一言で分かる?
  • □ スライドが10枚あるなら、「結論が10個」になっているか
    • 各ページのタイトルが「そのページの結論」になっている?
    • タイトルが「〜について」「〜のご報告」だけで終わっていない?
  • PREP(結論→理由→具体例→結論) の流れになっているか
    • 結論が最後にちょろっと出てくる「日本語作文」になってない?
  • □ 読み手がページをめくっていて、
    • 「で、結局どうしたいの?」と思わない構成になっている?

2. スライド1枚ごとのチェック

  • 1枚1メッセージ になっているか
    • 1ページの中に「言いたいことが2〜3個」混ざっていない?
  • □ 箇条書きは「3〜5行以内」に収まっているか
    • それ以上あるなら、ページを分けたほうが読みやすくならない?
  • □ 本文の文章が、
    • 「です・ます」「だ・である」が混在していない?
    • 1文が長すぎて、読んでいて息切れしない?
  • □ 図やグラフには
    • タイトル(何を示すグラフか)がついているか
    • 単位(個、%、千円、時間など)が明記されているか
  • □ そのページをパッと見て、「どこを見ればいいか」が一瞬で分かるか
    • 強調したい数字・キーワードにだけ色や太字を使っている?

3. 色・フォント・見た目まわり

  • □ 使っている色は
    • 黒・グレー+アクセント2色以内 に収まっているか
      (例:黒+濃いグレー+青+赤)
  • □ プラス情報/マイナス情報の色が全ページで統一されているか
    • プラス:青、マイナス:赤、など
  • □ フォントは会社標準 or Office標準からはみ出していないか
    • 変な手書き風フォントや遊びフォントを使っていない?
  • □ 文字サイズは
    • タイトル:24pt以上
    • 本文:18pt前後
      を基本に、極端に小さい文字を詰め込んでない?
  • □ 余白(ホワイトスペース)が残っているか
    • 「空いているからとりあえず埋めた」感が出ていない?

見た目は「おしゃれ」じゃなくて
「読みやすい」かどうか に全振りでOKです。


4. 誰に・何をしてほしい資料なのか

  • □ 「この資料は誰向けか」が自分の中でハッキリしているか
    • 役員/部長クラス/現場メンバー/他部署…どの層に向けて書いている?
  • □ その人たちが本当に知りたいことを、1枚目〜2枚目で答えているか
    • 役員なら → インパクト(売上・コスト・リスク)
    • マネージャーなら → 体制・スケジュール・問題点
    • 現場なら → 具体的なやり方・変更点
  • □ 「で、あなたに何をしてほしい資料なのか」が明確か
    • 決裁してほしいのか
    • 判断してほしいのか
    • 共有だけでいいのか
    • リソースを出してほしいのか
  • □ 最後のページに
    • 「承認依頼」「検討依頼」「共有のみ」など
      一言のアクションメッセージ が入っているか

5. 情報の過不足(入れすぎ/足りなさ過ぎ)

  • □ 「補足資料」「詳細資料」に回すべき情報を、本文に詰め込みすぎていないか
  • □ 逆に、相手が「必ず聞いてくるであろう数字・条件」が抜けていないか
    • 例:コスト試算の前提条件、期間、範囲 など
  • □ 口頭説明で補える情報は、割り切って削っているか
    • 「読む資料」ではなく「説明の土台」になっている?

このチェックリスト、全部は毎回無理でも、
提出前に上から10秒ずつなぞるだけでクオリティはかなり安定します。


よくあるお悩みQ&A|「こんなパワポどうすれば?」に答える

最後に、よくありそうな悩みをQ&A形式でまとめておきます。
正直ここが一番“現場感”あるところだと思うので、
「あるある……」と思ったところだけ拾ってもらえればOKです。


Q1. 上司に「もっと情報を入れろ」と言われます。シンプルにしたいのに…。

A. 本文を太らせずに、「別紙」「補足スライド」で受けましょう。**

よくあるパターンがこれです。

  • あなた:シンプル&結論先出しで作る
  • 上司:心配で「この情報も入れて」「あれも書いて」と言ってくる
  • スライド:どんどん太る…

このときのコツは、

  1. 本編は痩せさせたまま死守する
    • エグザマ+5〜10枚程度は極力シンプルなまま
  2. 「詳細は別紙」「補足は最後のAppendix」として追加する
    • 例:スライド後半に「参考:詳細データ」「参考:前提条件」を数枚

こうすると、

  • 上司の「不安」もケアできる
  • 役員・決裁者に見せるときは本編だけでも成立する

という状態にできます。

本編:シンプルに「伝える」
補足:突っ込まれたとき用の「防御用シールド」

この役割分担にしておくとバランスが良いです。


Q2. デザインが得意な同僚と比べてしまって、毎回凹みます…。

A. デザイン勝負を捨てて、「速く・伝わる」を武器にしましょう。**

おしゃれスライド職人は確かにいます。
が、ビジネスの現場で評価されるのは

  • 早く作れること
  • 誤解なく伝わること
  • 相手が判断しやすいこと

です。

その意味で、あなたが今目指している

  • 色を絞る
  • 結論をタイトルに書く
  • エグザマで概要をまとめる

というやり方は、まさに“ビジネス寄りの正解” です。

どうしても気になるなら、

  • 1〜2枚だけ、「表紙」と「まとめスライド」だけ少しだけデザイン寄せる
  • それ以外は「四角+矢印+グラフ」で割り切る

このくらいがちょうどいいと思います。

「デザインで勝てないなら、ロジックとスピードで勝つ」
これだけでもう十分“戦えるビジネスパーソン”です。


Q3. 日本語と英語が混在する資料、どう書けばいいですか?

A. ベースは日本語でOK。英語は「キーワード」か「併記」にとどめるのがおすすめです。

グローバル企業あるあるですが、

  • スライドタイトル:日本語
  • 本文:日本語メイン、ときどき英単語
  • 図や表の中:英語だけ or 両方

のように、混乱状態のスライドになりがちです。

おすすめは:

  • 基本:タイトル・本文は日本語
  • ただし技術用語・ビジネス用語は英語を併記
    • 例)「保全性(Maintainability)」「投資回収期間(Payback Period)」
  • 英語だけの表/図は、スライドのどこかに日本語一行コメントを入れる
    • 例)「→ この表は○○の傾向を示しており、○○が課題です。」

こうすると、

  • 日本人メンバーにも読みやすい
  • 海外メンバーにも単語レベルで伝わる
  • あとで英語版スライドを作るときの足場にもなる

という三方良しになります。


Q4. 資料作りに時間がかかりすぎて、本業が回りません…。

A. それ、パワポのせいというより「ゼロから考えすぎ」の可能性大です。

時間が溶けるパターンの多くは、

  • 毎回「構成ゼロから」悩む
  • 「表現ゼロから」考える
  • 過去の資料をうまく再利用できていない

ことが原因になっています。

対策としては:

  1. 今回の記事の「シーン別テンプレ」をそのまま骨組みにする
    • まずは「何ページで、何を話すか」だけを箇条書きに
  2. 過去にうまくいった自分 or 同僚の資料を「構成だけ真似る」
  3. 図は「基本、四角+矢印だけ」で作ると決める
    • 変なSmartArt探しの時間をゼロにする

「1枚目はエグザマ」「2枚目は数字」「3枚目は課題」「4枚目は対策」
くらいまで決め打ちして良いです。

パワポは“ゼロからの作品”ではなく、
“既にある型に中身を流し込む作業” にしてしまうのがコツです。


Q5. 「話す内容」と「スライドの情報量」のバランスが分かりません。

A. スライドは“台本”ではなく、「話すための土台」と割り切りましょう。**

よくある失敗は、

  • スライドに「話す言葉」を全部書いてしまう
  • 結果、文字だらけ&読むだけのプレゼンになる

というパターンです。

バランスの目安としては:

  • スライドに書くのは
    • 結論
    • 根拠となる数字・図
    • キーワードレベルのフレーズ
  • それ以外の
    • 背景説明
    • 例え話
    • 細かい経緯
      口頭で補う

くらいでちょうどいいです。

「もしスライドだけがメールで飛んでいっても、結論だけは分かる」
「でも、細かいニュアンスは説明を聞かないと分からない」

このくらいの塩梅を目指すと、

  • スライドはスッキリ
  • 話す内容で差別化ができる

という、“しゃべれる資料”になってきます。

まとめ:自己満パワポにさよならして、伝わる資料だけ作ろう

最後に、この記事のポイントをまとめます。

  • パワポは「頑張って作り込む」より シンプルであることが正義
  • Executive Summary(エグザマ)を最初に作り、概要を1〜2枚にまとめる
  • 絵・図・写真・グラフを使い、文字は削る方向で考える
  • 色はグレー/黒+2色(赤と青)くらいに抑える
  • プラスは青、マイナスは赤など、色の意味は統一する
  • スライド1枚につき、結論は1つだけ
  • 結論は最後ではなく最初に持ってくる
  • 役員・管理職は暇じゃない。自己満パワポは全カットでOK

パワポの上手さ=話の上手さ、ではありません。
ただ、

「この人の資料はいつも分かりやすい」

と思われるだけで、
あなたの評価は確実に上がります。

今日からぜひ、

  • まずエグザマを作る
  • 色を減らす
  • 1スライド1メッセージ

この3つだけでも意識して、
“伝わるパワポ”を量産していきましょう💪

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