M12コネクタとは?FA設備で使う種類と選定方法を解説

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この記事でわかること
  • M12コネクタの基本とFA設備で使われる理由
  • A-code、D-code、X-codeなどの違い
  • DC24Vラインやセンサ・I/O配線での選定ポイント

この記事の対象になる方

  • M12コネクタの種類や用途を知りたい方
  • センサ、I/O、電磁弁まわりの配線を選定する方
  • 生産技術、保全、工務、制御設計、設備導入に関わる方

M12コネクタとは?

まずM12コネクタとは、FA設備でよく使われる丸型コネクタの一種です。

M12の 「M 」はメートルねじを表し、「12」 はねじ径が約12mmであることを表しています。

FA設備では主に、センサ、リモートI/O、アクチュエータ、電磁弁、産業用Ethernet機器などの接続によく使われます。
こんな感じで、ねじ止めできるコネクタのことです↓

特に多いのは、DC24Vで動作するセンサやI/O機器まわりの配線です。

例えば、近接センサや光電センサでは、DC24V、0V、信号線をまとめてM12コネクタで接続することがあります。

M12コネクタは、単に線をつなぐための部品ではありません。設備の交換性、防水性、耐振動性、保全性に関わる重要な部品です。

制御盤内であれば端子台や通常のコネクタでも対応しやすいですが、盤外や装置上では水、油、粉塵、振動などを考える必要があります。

そのような現場環境で使いやすいのが、M12コネクタというわけです。

IEC規格で標準化されている

M12コネクタは、メーカーごとに自由な形で作られている部品ではなく「IEC 61076-2-101」の国際規格で標準化されています。

そのため、国内メーカーだけでなく、海外メーカーのセンサ、I/O機器、電磁弁マニホールド、産業用ネットワーク機器でも広く使われています。

IEC規格とは

IECとは、International Electrotechnical Commissionの略です。

日本語では、国際電気標準会議と呼ばれており、電気、電子、制御、通信などの分野で、国際的なルールを決めている団体です。

FA設備では、国内メーカーの機器だけでなく、海外製のセンサ、PLC、インバータ、サーボ、I/O機器を使うことがあります。
そのため、M12コネクタの採用は国内だけの考え方ではなく、国際的に使われているIEC規格に則り、グローバルに汎用性を持たせることができます。

ただし!!M12という名前が同じでも、すべてが同じように接続できるわけではありません。

M12コネクタには、A-code、D-code、X-code、L-codeなどの種類があります。

それぞれキー溝やピン配置が異なり、用途も違うので注意しましょう。

M12だからなんでも接続できるのではなく、コード種類、極数、オス・メス、定格電流、定格電圧まで確認する必要があります。

M12コネクタの選定で押さえておきたい項目

選定時は、必ずメーカー・代理店へ以下を確認しましょう!

確認項目内容
コード種類A-code、D-code、X-code、L-codeなど
極数3ピン、4ピン、5ピン、8ピンなど
オス・メス機器側とケーブル側が合っているか
定格電流使用電流に対して余裕があるか
定格電圧使用電圧に対応しているか
適合電線サイズ使用する電線サイズに対応しているか
保護構造IP67など、使用環境に合っているか

A-code、D-code、X-code、L-codeなどの違いと選定先

M12コネクタには、用途に応じて複数のコード種類があります。
コード種類とは、キー溝やピン配置の違いです。

同じM12でも、A-codeとD-codeでは用途が異なるため、注意しましょう!

代表的な種類は以下です。
※選定時には必ず代理店・メーカーへ仕様を確認しましょう。

コード種類主な用途備考
A-codeセンサ、アクチュエータ、DC24V I/OFA設備でよく使われる
許容電流:4A
D-code産業用Ethernet100MbpsクラスのEthernet通信で使われることが多い
X-code高速Ethernet10Gbpsクラスまでの高速通信などで使われる
L-code電源供給許容電流:16A

FA設備のセンサ配線ではA-code、通信ではD-codeやX-codeをよく見かけます。

ここでの注意点は、

同じM12でも、A-code、D-code、X-code、L-codeでは用途が異なるということ。
見た目だけで判断せず、種類を確認することが重要です。

取り扱いメーカー

M12コネクタは、多くのFAメーカーやコネクタメーカーが取り扱っています。

代表的なメーカーには、以下のようなものがあります。

  • OMRON
  • KEYENCE
  • 三菱電機
  • Phoenix Contact
  • 3M
  • TE Connectivity
    等々

メーカーを選定するときは、価格や納期だけでなく、以下も確認しましょう!

  • 国内で入手しやすいか
  • 標準品として継続購入できるか
  • ケーブル長のバリエーションがあるか
  • ストレート、アングルが選べるか
  • 防水性能や耐油性が使用環境に合っているラインナップがあるか
  • 交換用部品を確保しやすいか

まとめ

M12コネクタは、FA設備で広く使われる丸型コネクタです。

用途:C24Vのセンサ電源、ON/OFF信号、リモートI/O、アクチュエータ、電磁弁周辺など
特徴:ねじ込み式で抜けにくく、防水・防塵性能を持つ製品も多いため、盤外配線や装置上の配線に向いている

ただし、M12コネクタは種類が多く、同じM12という名前でも用途が異なります。
選定時は、以下を確認することが重要です。
※選定は必ず代理店・メーカーへ仕様を確認しましょう。

確認項目内容
コード種類A-code、D-code、X-code、L-codeなど
極数3ピン、4ピン、5ピン、8ピンなど
オス・メス機器側とケーブル側が合っているか
定格電流使用電流に対して余裕があるか
定格電圧使用電圧に対応しているか
適合電線サイズ使用する電線サイズに対応しているか
保護構造IP67など、使用環境に合っているか

FA設備では、DC24Vラインやセンサ配線でM12コネクタを使う場面が多くあります。
用途、電流容量、コード種類を確認し、適切なコネクタを選定するようにしましょう!


本記事は学習目的の情報提供です。実際の電気工事・設計・配線・機器選定・部材選定・改造は、法令・社内基準に従い、有資格者および責任者の管理下で実施してください。現場条件により最適解は変わるため、必ずメーカー仕様書・設計基準・安全規程・JISを確認のうえ判断してください。

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