この記事の対象になる方
- 電線管の種類で迷っている方
- E19、E25、E31などの意味を知りたい方
- 屋内設備や制御盤まわりの配管を検討している方
- 厚鋼電線管とねじなし電線管の違いを整理したい方
はじめに
みなさんこんにちは!末端エンジニアの二コラです。
電線管を選ぶときに、よく出てくるのが「ねじなし電線管」です。
現場では「E管」と呼ばれることも多く、E19、E25、E31のようにサイズで指定されます。
厚鋼電線管ほどの強度は必要ないけれど、樹脂管よりもしっかり保護したい場所で使いやすい電線管です。

この記事では、ねじなし電線管の特徴、サイズ、用途、厚鋼電線管との違いを現場目線で整理します。
ねじなし電線管とは

ねじなし電線管は、
管の端にねじ切り加工をせず、専用のカップリングやコネクタで接続する鋼製電線管です。
ねじなし電線管の特徴は?
- 一般的に「E管」と呼ばれます。
例えば、E19、E25、E31、E39、E51のように、E+数字でサイズを表します。 - 専用のねじなしカップリングや、ねじなしコネクタを使って接続します。
厚鋼電線管のように、管の端にねじを切って接続するタイプではありません。 - 鋼製の電線管なので外部からの衝撃に強く、見た目もきれいに仕上がりやすいです。
樹脂製のPF管やCD管に比べると、外部からの衝撃に強いです。
ねじなしの意味
「ねじなし」とは、電線管本体の端部にねじ切り加工をしないという意味です。

ねじなし電線管は、管そのものにねじを切らず、専用の付属品で接続します。
そのため、施工時にねじ切り作業が不要になり、比較的扱いやすいのが特徴です。
ねじなし電線管のサイズ
ねじなし電線管は、E19、E25、E31、E39、E51、E63、E75などのサイズがあります。
代表的なサイズの目安は次のとおりです。
| 呼び | 外径の目安 | 内径の目安 |
|---|---|---|
| E19 | 約19.1mm | 約16.7mm |
| E25 | 約25.4mm | 約23.0mm |
| E31 | 約31.8mm | 約29.0mm |
| E39 | 約38.1mm | 約35.3mm |
| E51 | 約50.8mm | 約48.0mm |
| E63 | 約63.5mm | 約60.3mm |
| E75 | 約76.2mm | 約72.6mm |
※サイズはメーカーや資料により若干異なる場合があります。
実際には、選定したメーカー資料を確認してください。
サイズ選定は外径ではなく収容本数で考える
電線管のサイズを選ぶときは、収容本数をあらかじめ確認し、内径のサイズから選定しましょう。
詳しい電線管サイズの選び方については、以下の記事も参考にしてください↓
ねじなし電線管と厚鋼電線管の違い
ねじなし電線管と厚鋼電線管の違いを簡単にいうと、強度と接続方法です。
| 項目 | ねじなし電線管 | 厚鋼電線管 |
|---|---|---|
| 呼び方 | E管 | G管 |
| 接続方法 | 専用カップリング・コネクタで接続 | ねじ切りして接続することが多い |
| 施工性 | 比較的扱いやすい | 加工・施工に手間がかかる |
| 強度 | 中程度 | 高い |
| 向きやすい場所 | 屋内、設備まわり、制御配線 | 屋外、衝撃を受けやすい場所、防爆など |
| 重さ | 比較的軽い | 重い |
| コスト感 | 厚鋼より抑えやすい | 高くなりやすい |
厚鋼電線管は、外部からの衝撃を受けやすい場所や、より厳しい環境で使われることが多いです。
一方、ねじなし電線管は、屋内や設備まわりなど、そこまで強い保護を必要としない場面に向いています。
厚鋼電線管の特徴を知りたい方は、次の記事をご覧ください↓
ねじなし電線管を屋外使用する際の注意点

ここで筆者が遭遇した例をもとに、屋外で「ねじなし電線管」を使用する際の注意点を共有したいと思います。
ここだけは抑えておいてほしいポイント
屋外や雨漏れの懸念がある場所で、ねじなし電線管を接続する際は、
「防水型のカップリング」を使用してください。

過去に、屋外のねじなし電線管に通常のカップリングが使用されており、大雨の日に配管内が水浸しとなり、モーターの端子BOXまで浸水、漏電した事例がありました。
まとめ:ねじなし電線管は屋内設備まわりで使いやすい鋼製電線管
ねじなし電線管は、ねじ切り加工をせずに接続できる鋼製電線管です。
厚鋼電線管ほどの強度は必要ないけれど、樹脂管よりもしっかり保護したい。
このような場面で使いやすい電線管です。
電線管を選ぶときは、名前だけで判断せず、次の点を確認しましょう。
- 使用場所
- ケーブル本数
- 将来追加の有無
電線管選びは、E管、G管、C管、PF管などの違いを理解し、現場に合った配管を選ぶことが大切です。
本記事は学習目的の情報提供です。実際の電気工事・設計・配線・機器選定・部材選定・改造は、法令・社内基準に従い、有資格者および責任者の管理下で実施してください。現場条件により最適解は変わるため、必ずメーカー仕様書・設計基準・安全規程・JISを確認のうえ判断してください。




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